スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

2月, 2013の投稿を表示しています

デザイナー不明のウォールランプ

仕事帰りに立ち寄ったアメリカンアンティークのお店。2階へ続く階段の横壁に、柔らかい光ながら、強いオーラを放つウォールランプが掛けられていました。 「これ、半世紀前のウォールランプなんですよ」 スタッフさんの、この「半世紀前」という言葉。 僕にとっては古さを認識することよりも、こうして出会えた嬉しさのほうが先立ちます。 「今となっては、ランプのデザイナーが誰か分からないんです。でも、60年代にあったことだけはハッキリしてる」 それで十分です。 半世紀経っても、その光とデザインのオーラが今、リアルに心を掴む。 会うことができた、見ることができた、感じることができたのです。 「それでいいじゃないですか」(僕) アンティークのお店で、こんな会話ができるのも楽しいものです。

軌跡だけでは勿体ない。今に溶け込む旅ログが面白い!「旅ログ・スタイルブック」

「旅を楽しみたい」 そう思うのは旅の前、旅の途中だけではないでしょう。 旅から戻り、再び見慣れた景色に囲まれたとき、旅先で味わったフレーバーを楽しみたいと思うなら、旅ログがこの上ない味方となってくれるはずです。 実は旅ログというと、お気に入りのノートのページにチケットやイラストや文字を鏤め、旅の軌跡を圧縮するイメージがありました。 もちろんそのページから感じられる雰囲気は、とても楽しいものがあります。ただどうしても、一旦現地イメージを想起してから、ページ上の軌跡を辿らざるを得ないというのも正直な思いです。 旅フレーバーから生み出されるもの しかし本書を開けば、旅ログはそうした世界だけではないことを、とても興味深いスタイルで魅せてくれます。 ここに登場する10組の旅人は、旅先で堪能したフレーバーをソースにし、自らの手でその独自性を創作しているのです。 例えば、ある旅人は「食べられる旅ログ」を作っています。 旅先の記憶を書き留めたノートからアイデアが生まれ、キュートなクッキーを焼き上げる。それを誰かにプレゼントしたら喜んでもらえるし、みんながハッピーになれる。 そしてある旅人は「旅のカケラ」から、様々なものをハンドメイドで生み出しています。 旅先の森で拾い集めた自然素材を使い、コラージュノートを作ったり、オブジェを作ったり。自然が生んだデザインは、かわいい魅力に満ち溢れているのだそうです。  こうした旅ログ作りは、楽しんだ過去旅に会いに行くというよりも、「いつも会っている」スタンスと言えます。 目にした景色やモノを、記録のストックだけに留めておくのは、実はとても勿体ないことなのかもしれませんね。 なお、本書巻末には「旅ログ」サポートステーショナリーの紹介記事が掲載されています。うれしいことに、旅ログに使える8色のラベルまで付いています。これを見てしまっては、文具クラスタの物欲に火がつくというものです(笑) 豊潤なフレーバーが漂う旅ログを作ってみたい方は、本書から、きっと自分スタイルのヒントが得られるはずです。 旅の新しい楽しみ方を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか! 旅ログ・スタイルブック

美崎栄一郎さんの講演会に参加しました!

2月12日、 美崎栄一郎さん 講演会「スマホ活用術&気づかいの極意」に参加してきました。美崎さんの講演会には数回参加していますが、毎回面白い視点やアイデア話を楽しませて頂いてます。 今回もまた、美崎さんの多彩な技を学べるテーマだったと言えるかもしれません。 講師の航海術を見た いわゆるITツール、ガジェットがテーマの場合、講師の方は参加者の精通レベルを意識せざるを得ないと思います。 このあたりは講演内容にも影響を与えるでしょうし、なかなかさじ加減の難しい所だと思うのですが、さすがは美崎さんです。 講演のスタート時点で、あるアクションを実行し、今回の航海ポイントを見極めながら進行する術を垣間見ることができました。 美崎さんが特にそう公言されたわけではありませんが、僕にはそのように映ったのです。 しかしスマホ活用術というテーマでありながら、参加者の発言はfacebookの活用法に集中。改めて地元のfacebook濃度の濃さを体感することになりました。 気づかいの温もり 講演はとてもスムーズな流れで「気づかいの極意」へと切り替わり、貴重なお話を伺うことができました。 著書「気づかいの極意」からは、重要なポイントであろう引用句の紹介に留めるのみ。 むしろ、美崎さんが日常で感じた「気づかいの温もり」にフォーカスされていた気がします。 気づかいは何も特別な事をする必要はなく、何でもない行動でも、相手の気持ちに寄り添っているかどうかで活き方が変わることを強く感じました。 がんばる人ほど見落としている気づかいの極意 posted with amazlet at 13.02.14 美崎栄一郎 フォレスト出版 売り上げランキング: 162,625 Amazon.co.jpで詳細を見る 思えば今回の講演会は、美崎さんの気づかいが随所に感じられました。 以前参加した講演会では、「全員がハッピーになれるように仕組みを考え、着地する」と仰っていましたが、決して仕組みだけではない、気づかいの温もりがそこにはあったのです。 今回は、参加前に思い描いていたイメージとは違う形で学ぶことができました。 美崎さんと講演会主催者様に、心より感謝申し上げます!

Three small healers

家族でたまに行く雑貨店があるのですが、僕には決まって取る行動があります。店内を見渡すと、商品は概ね整然と並んでいますが、あえてそうではない空間を探すのです。 例えば死角に思える場所だったり、普通は目を向けないような高い位置だったり。あるいは思いきり床だったり。 そういう場所に、得てして少しばかりのスペースに、「これは!」と思うモノがあったりするからです。 先日も、微笑ましい彼ら(?)を見つけました。 一つ一つは小さく、手のひらに全てのるほどですが、彼らの持つ癒し効果は絶大でした。落ち着く香りや音楽でも癒されますが、僕は彼らを10秒見てるのもアリです。 雑貨店で意外な場所に目を向けるのもいいものですよ! お店の方がそっと置いた仕掛けを楽しめますから。

アンティークストッカーのセカンドライフ

ありがたいことに、近所にアメリカンアンティークのお店があります。オーナーさんが、現地で買い付けしてくる品々はどれも魅力的。ともかくこうしたお店は、足を一歩踏み入れると独特の視界が広がります。 決して気軽に買えるものばかりではないですが、何しろ見に行くのが楽しくて仕方ありません。 今回もそんなノリで行ってみたら、早速目を引く商品がありました。 TRICO社のワイパーブレードストッカーです。 1910年代、世界で初めてワイパーブレードを開発したTRICO社。 まだワイパーが無かった時代、雨降りの夜に、創業者の運転する車が自転車と接触したことが開発のキッカケとなったそうです。 このストッカー正面のロゴマークには、ドライバーの視界を改善し、安全運転ができるようにとの願いが込められているのかもしれません。 さて、このストッカーは手作り感満載で、微妙な変形具合が良い味を出していました。既にワイパーブレードストッカーとしての役目は終えていますが、何か別のストッカーとして充分楽しめそうですね。 このアンティークストッカーに、楽しいセカンドライフが訪れてほしいものです。